花粉症 2015

12月から1月の寒い時期が過ぎて、２月に入り気温が高くなり始める頃、花粉症のシ―ズンがやってきます。2015年は昨年より全体的に気温が少し高めの予想が出されており、したがって花粉シ―ズンも早まる見込みとのこと、春一番のような気温が高く風の強い日が現れると、花粉シ―ズンも予想より早まることがあるそうです。

スギやヒノキ花粉と、北海道の場合はシラカバの花粉の総飛散数に関して、九州・四国地方は例年よりやや少なめであり、中部地方から北海道にかけては例年並みか、例年より多く、関東地方は例年の約1.5倍とのことです。昨年の飛散数が全国的に例年並みか、少なかったことから、今春の飛散数の予想は九州をのぞいて全体に多く、昨年の３〜７倍になると言われています。

また、過去10年間の平均飛散量は、10年前と比較すると約２倍になっており、年々飛散量は増加している傾向が見られることからも、このまま進むと、今は花粉症でない人までも、彼らの健康が脅かされる日々が来るかもしれない状況と言えるでしょう。人類の文明が進むことはよいことですが、自然界の調和を無視した開発が花粉症の原因になっていることを思えば、特に都市部では高層建築を増やすなどして緑の木々を植林する土地を増やせば、花粉被害は出なくなるでしょう。

花粉が飛ぶのは、植物たちの種族保存の本能か原因なのですから。とにかく2015年の花粉シ―ズンは、早まる予想の方が強いので、花粉症の家族がいる方は早めの対策を打つことが賢明でしょう。

花粉症は今や、国民病とまで言えそうな、ありがたくない厄介な病気になってきており、現代の医学でも治療法はまだはっきり指し示されておらず、模索中のようです。ただ生命を脅かすような病気ではありませんが、花粉症に悩む本人にとってはくしゃみや鼻水、鼻づまり等の症状は思考力を弱めることにも繋がり、薬を使えば、副作用で眠たくなるなどまったく不愉快な病といえましょう。

花粉症はまた、個人差も大きく、全く花粉症とは縁がないと思われる人でも、ある日突然花粉症になっていることに気づくというような病気なので、花粉症シ―ズンはもちろんのこと、普段から気をつけるように対策をたてておくことが大切と考えられます。花粉症アレルギーを持っている方も持っていない方も大切なことは、日頃の正しい生活習慣を立て直すことから始めるべきでしょう。薬にたよらず、食生活の改善も求められ、栄養バランスの良い食事、特に見逃されやすい緑黄色野菜を充分に取り入れた食事と、栄養補助食品を取り入れることも有効といえます。外出時の服装においても花粉の付きにくいスベスベした素材の上着を身につけたり、花粉よけにいい立体マスクやサングラスも出まわっているので利用されるとよいでしょう。

花粉シ―ズンには普通のめがねをかけるだけでも、眼に入る花粉を半減させられるということですしワンデータイプのコンタクトは使い捨てで便利なようです。春と秋の花粉シ―ズンには、なるべく花粉に当たらないようにすることで、室内でも風の強い日は窓を開けないようにするとか、花粉に敏感な人の場合は窓を開けずに空気清浄機を取り付けるなども効果的ですし、最近では、低価格で加湿器つき空気清浄機もあり、10分〜 20分で室内の花粉を吸収してしまうということです。洗濯物や布団なども外に干さず乾燥器を利用することや、外から帰ったら室内に花粉を持ち込まないよう、玄関前で花粉をよくはらってから家に入ること、家に入ったらすぐ顔や手を洗い、うがいをする等、花粉症状を持っている方も、なるべく薬に頼らない対策をたてられることをお勧めします。

冬も２月に入ると、温かい地方では梅の花がほころび始め、急に春めいた日も見られるようになり、普通はうきうきするものですが、花粉症の方々にとっては、気が重くなるのでしょうね。そんな方々への朗報があります。

花粉対策のグッズ、ポレノン（pollenon）の出番です。お出かけ前にシュッとひと吹きするだけで、その日の花粉症対策は完了！という感じなのですが、スプレー式のこの商品の中身はいったい何なのか、気になるところですよね。成分は、ペクチンとDNAで、花粉を固めて吸着してしまうので、本人の身体の中へは花粉が入らないしくみになっているそうです。ひと吹きした後の効力は、６〜７時間もち、外出時のマスクや帽子など、今までしてきたほとんどの行為、サングラス、マスクなどが必要でなくなったとのことです。

使い方は、朝起きた時と、出かける時にスプレータイプなので顔に吹きかけます。朝は洗顔後の肌に、ひと吹きすれば良いそうで、花粉症の症状がでる前に行うのが秘訣とか。花粉症は花粉があるゆえに起きるトラブルなので、ポレノンのように花粉を寄せ付けない働きをする商品は、手軽で機能的、合理的に使えてとても便利ですね。

ただし、ポレノンはあくまでも花粉症の予防のためのグッズであって、薬ではありませんから、使い方がご自分に合うことを確認されてから購入されるとよいと思います。ちなみに花粉症を予防するのがメインのポレノンですから、花粉症の薬を使い慣れた方々よりも、花粉症の初期症状の方、または花粉症の長い方でも、あまり薬に頼らなかった方々に向いていると思われます。

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