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花粉症の薬

花粉症アレルギーをお持ちの方は、今では1年を通して花粉症対策が必要になりますが、それでも特に花粉症シ―ズンの春と秋のピーク時には、常備薬としての薬を用意されることでしょう。ここでは主な薬について紹介してみようと思います。

 

花粉症の根本的な原因は、免疫バランスの崩壊にありますが、実際のところは、免疫機能である白血球中のリンパ球にあるヘルパー細胞が、体内に侵入してきた異物、花粉に対して、無害な花粉を誤って敵と判断するために、ヘルパー細胞の間違った指令を受けた、ヒスタミンという物質が体内から出てきて、本来正常だった細胞神経や血管により過剰に刺激され、圧迫されるため、炎症を起こしてしまうという、このアレルギー症状を緩和させる目的で、内服薬として3つのタイプの薬が用意されています。

 

抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド系の3種類の薬があり、一番副作用が少なく、花粉アレルギーの少ない方向きの薬が、抗アレルギー薬でしょう。抗ヒスタミン薬は直接ヒスタミンに作用するため症状の即効性に優れますが、副作用も強いようです。ステロイド系は、副腎皮質ホルモン剤であり、本来、人体の副腎皮質で分泌されるホルモンを人口的に作りだした薬剤で、ヒスタミンによって引き起こされた鼻や眼の粘膜の炎症を鎮める作用をしますが、非常に強力であり、花粉症だけでなく他の多くの疾患で使われ、最後の切り札的な存在とか。

 

どの薬もヒスタミンの発生や働きを抑えることで炎症を緩和させようとするもので、病院へ行って処方される薬と市販薬では大きな違いがあります。一般的に処方薬のほうが効き目が穏やかであり、市販薬は強く、人によっては副作用を激しく感じられることもあるかも知れません。尚、ステロイド系の薬剤は強力で即効性も優れていますが、長期漣用による感染症等の可能性もあるため、短期間に限定された使用が決められているようです。

 

ちなみに薬の副作用は、眠気や口の渇きが一般的で、抗アレルギー薬はほとんど副作用が無く、抗ヒスタミン薬のうち、第一世代抗ヒスタミン薬、ポララミンや多くの市販薬は、強い眠気と口の渇きが副作用にありますが、第2世代抗ヒスタミン薬、アレグラ、アレジオン等は副作用は少ないようです。花粉症の薬には他に、点鼻薬や点眼薬もあり、点鼻薬に比べて点眼薬の方が副作用が少ないため、一時的な炎症を抑えるには良いようです。