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花粉症の原因

花粉症の原因を現代医学では、免疫バランスの崩壊によるものと結論づけていますが、すべての病気は原因を絶たない限り完治しません。では、原因を絶つために、免疫バランスを復元させるにはどうしたらいいのでしょうか?それを考える前に、ここでは花粉症の原因である、免疫バランスの崩壊がどのように花粉症と関係しているのかについて、確認することにしましょう。

 

人間の身体には、外部から内側へ侵入しようとする、自分の身体の成分とは違う異物に対して、退治しようとしてくれる免疫のしくみがあり、侵入しようとする異物を抗原と呼び、異物に対抗する免疫物質を抗体と呼びますが、正常な状態では抗原抗体反応が行われて、免疫機能は的確に働きます。ところが本来は身体を守るべき抗原抗体反応が、同じ異物、無害な花粉に対して、誤った判断をし攻撃してしまう結果、つまり過剰に働いてしまうために炎症を引き起こし、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどに現れてくることになります。

 

この過剰反応によって自分の健康的な細胞を自ら傷つけてしまうことがアレルギー反応なのだそう。炎症を引き起こすこと自体は、身体の持つ防衛反応の一つであり、身体の異常を元に戻そうとする自然治癒作用なのでよいのですが、問題は害のないものに対して間違って作用することにあります。白血球の中のリンパ球にある、ヘルパー細胞が異物に対して有害か無害かの判断をしますが、免疫バランスが崩れた状態で、正しい判断はできないようです。ガン細胞でさえ誰にでもでき、発病するかしないかの違いがあるだけだそうで、発病しない健康な人は、ガン細胞ができても免疫力の抗原抗体反応により、ガン細胞が死滅するのだそうです。

 

免疫力がいかに重要であるかが認識できますね。その免疫力も、生活様式や生活習慣、ストレス等で影響を受けているようで、間違った生活習慣や重圧なストレスの中に長い間置かれた状態では免疫バランスが崩れてしまい、従って免疫力も低下し、ヘルパー細胞が正しく働かないということなのでしょう。少しでも免疫力を高めるためには、正しい生活環境や習慣と、栄養バランスの良い食生活は必須と言えましょう。