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花粉症の時期

花粉症の花粉はスギの花粉が代表のようにいわれますが、スギばかりでなく、ヒノキやカシ、ヒメガマ等、40種類以上の植物の花粉が原因になっており、そのように考えれば、花粉症は1年中気をつける必要のある症状といえましょう。しかしながら現実問題として、最も花粉症のトラブルが発生する時期はあり、寒い冬から春に向かい気温も緩み始める時期がピークとされ、ブタクサやヨモギ等が成長する秋がその次に注意するべき時期といえるでしょう。また夏季に猛暑で植物の成長が早まった場合、秋にスギ花粉が飛ぶこともあるそうですので、春の花粉症シ―ズンを無事に乗り越えたとしても、花粉症アレルギーのある方にとっては油断は禁物です。秋の花粉症の特徴は、くしゃみや鼻水、鼻つまり、目のかゆみなど通常の花粉症の症状が改善されたかのように見えても、再び症状が出て来ることがあり、風邪が長引いているような感じがする時は、花粉症の疑いがあるとのことです。ちなみに花粉症の原因と考えられる主な植物と発生時期を紹介しますので、ご近所に同じ植物が生い茂っている空き地や山などがある方は、早めの対策を行うことをお勧めします。ハンノキの花粉は1月〜4月頃、またシラカバ花粉は4月〜6月中旬頃まで飛散するとの事であり、どちらもブナ科植物です。花粉症の主な原因となるスギ花粉は1月から4月にかけて猛威を奮います。ヒノキは3月〜5月に飛散し、カモガヤは4月から6月にかけて花粉を飛ばすイネ科植物であり、夏になるとスズメノテッポウ、オオアワガエリなどの雑草の花粉が飛ぶようになります。他に、ブタクサが8月から10月、アキノキリンソウは10月から11月等。花粉の発生の目安ですが、年が明けてから1個でも花粉を観測できたらその日を、初観測日と呼び、花粉が2日以上連続して観測された初日を、飛散開始日と呼ぶそうです。例えば2010年には栃木県内に於いて、1月中旬に初観測され、そして2月中旬に飛散が開始し、その1週間後には、大量飛散をしたとのことです。あくまでもこれは一例にすぎず、気候や環境などにより異なってきますので、花粉症シーズンを公害の一つととらえる時、個人または地域ごとの対策が必要となってくるでしょう。